「情報」という切り口で、過去から未来まで言及した一冊。視点や分析はさすが唯一無二の歴史学者!という印象です。そして、本書ではAIに言及するわけですが、AIの危険性については深い学びになりました。利便性ばかりが焦点があたりがちなAIですが、ハラリ氏の視点でいうと、人類史上はじめての脅威となりうる可能性があります。“主体性”を持つことによって、人間がコントロールされる危険があります。というか、ちょっとずつそうなっています。しかも、映画で描かれるようなわかりやすい反乱などではなく、知的で巧妙な侵略が潜在化された状態で行われる危険があるのです。AIを普段から使用する身としても、大変勉強になりました。