『BETTER MAN』予告で『グレイテスト・ショーマン』の監督だと聞いたので、見に行った。
『グレイテスト・ショーマン』と同じく良い物語と、良い音楽を求めて見に行ったら、期待通りと言うかそれ以上のものが見られた。
主人公が猿なのはその生き様のメタファーで、実際に猿として扱われるわけではない。酒、薬、女に溺れる主人公は最も人間らしいと言えば人間らしく、あるいは学習しないその様は猿そのものである。……エンディングまで見ればそのイメージも変わるのだが、主人公を猿とするに相応しいか否かは実際に見て判断してほしい。
物語の始まりは主人公の喪失から始まる。エンターテイナーの父を持つ主人公は母と祖母と共に暮らしていたが、父親が仕事を優先して蒸発。
その後有名になることを目指して活動する主人公なのだが、芸能面で華々しい成功を遂げる一方その過程で本当の自分を殺し薬に溺れ、果ては取り巻く人間関係を自ら手放してしまう始末。
そしてエンターテイナーとして名声の絶頂に登ったとき、主人公は自分が本当に求めていたものを知る……と言う王道のストーリー。
ラストパートでは犯した過ちを反省し、苦悩の人生だったがそれでも思いのままに生きることが出来たと歌う。
最善では無いが素晴らしき人生、故に『BETTER MAN』。迷ってるなら絶対見てほしい。
……なんて小難しく書きましたがまとめると最高でした!以上!