人生で泣いた事がほとんどない私が本気で泣いた映画でした。
藤野が小学校の学級新聞の4コマ漫画を描いている中で、京本という才能の出会い、負けたくない気持ちから絵にのめり込んで行くストーリーから始まり、京本との邂逅、お互いを認め成長する姿、小さな成功を原動力に夢に走り出す2人の背中に積み重なるキラキラとした思い出。
そして、お互いの想いで分かれる道。
藤野から京本への想い、京本から藤野への想い。
自分で決めた道を信じ、お互いを信じて、いつかまた思い出の続きを夢みて歩む2人を襲う悲劇…
自分の一番のファンだった人が残した想いに応えるために、進み続ける。
これは決して苦悩の物語ではなく、私は、私たちはクリエイターであるという気高き誇りの結晶なんだと感じた。
なぜ、この漫画を映画化したのか。
なぜ、1時間の短編映画にしたのか。
なぜ、このクオリティを求めたのか。
ストーリーに吹き込まれたアニメーションに関わる者としての覚悟。
1カット、1カットに携わった人達の想い。
アニメを形作る、全ての映像、音楽に作り手の魂が込められている作品である。