まだシリーズをちゃんと見てない人へ。自分はもうこれで死霊館関連シリーズ何周したことか..正体やタイミングが分かっていても、まだ飽きることはない。部屋を真っ暗にしてホームスクリーンの音響を効かせて、観てごらんなさい。背筋ゾワゾワゾワゾワ...その場の空気までジメっとして肩にのしかかるように重くなり..他の部屋からパシッと物音が聞こえ出した...これは一体...!????そして夢にも出そうなシスターの絵....滲み出る異様さ、不気味さ。これは前作一家に取り憑いていたあの魔女を凌ぐ恐ろしさだ。是非部屋に一人きりで、腹の底から震えながら観ることを推奨する。エドとロレインの二人にかかれば、きっと最後に何故か、あなたはホラー映画ごときで◯きたくなっているはずだ。
ここから見ている人向け
何周か観ていると、1に比べて、疲弊しているはずの家族の演技とセリフがどうも、完璧すぎないか..というのが気になりました。皆お顔は綺麗なまま、娘の目つきも毎日取り憑かれて不眠な割に超パッチリお目めで美しすぎるし、セリフも語尾までハッキリ!流暢!すぎてドラマみたいにスラスラーーと軽く流してるのが、どーーも腑に落ちない。今回のメイクさんが悪魔ホラーの世界観を知らない人だったのかな...だからその世界観で演じさせられた家族の演者らも、無意識にオシャレで理想的な演技から抜け出せなかったのかなぁ....なんて思います。もっとヘドロのように汚くておぞましくて想像できないほど錆びて古いのが良いんだ!!!という伝統の悪魔モノですが、随所に無視できないCGが段々と使われ始めてきて、アレレ...一体どうしちゃったのよ...と不穏な空気に変わってしまう怖さが、そこにはある。今回のお爺さんには、何故か人間味ならではの不気味さが薄くって、お爺さんの存在自体がフルCGなのかと疑うレベル。だが真のファンならばこれを見ても、悪魔のせいなら、無罪。で済ますものだろうか。今回は単純なはずの悪魔モノで、陰からバレずに霊を操ってエド達を吊るという二重構造だったなんて、このシナリオをゼロから考えた人は本当に天才だった....そして間違いなく、ここの出来がこの映画とファンを救ってくれたと思います。CGフルコースの3に、シスター編の4は別主人公となりましたが、最終作は、帰ってきた「ただのエド&ロレイン」。全くクリスチャンでなんかなくとも、是非十字架や聖書を買ってきて、それを握って祈りながら観てみよう!きっと二人が助けてくれるはずだ!